2013年8月26日月曜日

分析004

次回の動画投稿は9月2日(月)前後を目安にお願いします。最終期限は9月9日(月)となります。





非常に良い「形」で打ててます。

特に、高めの打ち方が、今までに無いくらい良く、理想的な高めの打ち方が出来つつあります。

ただ、まだ、捻った所から後ろ戻り無しで打つ動きの中で、力が発揮出来ていない感が有ります。そこの所をなんとかするのが、これからの最大のテーマになるでしょう。

例えば、前回行なった、軽いバットで股関節の円運動を使い、カンセコのイメージで打つ練習なども、その助けになると思います。また、左脚を鍛える事も重要になるでしょう。

いずれにしても、このダウン軌道のバットの出方、ボトムハンドの肩が残ったインパクト、高く振り上げられるタイトなフィニッシュ。。これらが、今までの林さんにとっての課題だったわけですから、それがクリアされた、この連続写真は、そうした目標が達成された事を表しています。これを忘れないようにしてください。

捻った構えから、後ろ戻り無しで、身体の力を一気に爆発させるように打つ。。この事を忘れないようにしてください。それが出来るようになるためには、ハムストリングス腸腰筋関連のトレーニング、後ろ脚のトレーニング、打ちに行く感覚(揺らぎ〜のリズム等)の研究(試行錯誤)が重要になってしまいます。

この構え、この打ち方だと、打ちにくいからと言って、また捻らない構えから後戻りして、打ったのでは、元の木阿弥です。

捻る。。これも重要なテーマです。捻っても楽に投手方向を向ける柔軟性とか、捻り方も考える必要があります。例えば、これはちょっと思いつきですが、右でバットを振ると、構えで捻る方向に身体を捻る事になるので、良いストレッチになるかもしれません。

今回は以上です。

2013年8月24日土曜日

分析003


次回の動画投稿ついては、このブログに掲載されてから1週間とし、最終期限は、このブログに掲載されてから2週間とすることにします。

ですので、次回の動画投稿は8月31日(土)前後を目安とし、最終期限は9月7日の(土)ということでお願いします。





巻き戻し方は良いです。

やや重めのバットを使用しているように見えます。ヒッチの出方と言い、何かテーマがあっての練習であるかのように見えます。(そういう場合は出来るだけ教えて下さい。投稿する動画は、基本的にテーマを持った練習よりも、その時点での一番自然な打ち方である方が助かります。)

ただ、基本的な知識として、押さえておきたい点として、このくらい捻りが無く、両脚の形が同じになってしまうと、どうしても始動時に重心の後ろ戻りが起きてしまうと言う事です。これも林さんの場合は大きなテーマの一つです。そして、また、両脚で膝の向きを前脚が内、後ろ脚が外にしないと、前の膝が内に入って来ます。


例えば,上の写真は前回での高重心の置きティーですが、高重心で捻らないと、どうしても後ろ戻りが起こります。そのぶん、林さんの問題点がよく出てる写真です。

始動時の後ろ戻り(特に1コマ目から2コマ目)と連動して、ボトムハンド側の肩が首の方に引きつけられるような動きを起こしています。この時、ヒッチの動きはヘッドが捕手方向に入る動きになっていますが、コレは本来のヒッチとは違う動きです。この前肩の動きがボトムハンドの引きに繋がっていると考えられます。

下の動画は前回の新聞ボール打ちです。一回目が捻りが浅い状態で撮影し、膝が内に入るクセが出ていたので、2回目は捻りを深くし、両脚の膝の向きを作って撮影しました。この時注目したのは膝が内に入るかどうかの一点でしたが、後で見ると、それだけでは無く、後ろ戻りの有無(大小)も出ています。



捻った方が後ろ脚股関節が割れて、後ろ脚からの力が強くなるぶん、後ろ戻りが起きていません。この動画は、後ろ戻りと連動する前肩の動きに注目して見てください。後ろ戻りが有ると、前肩が体幹にめり込むような好ましく無い動きが起こり、それがボトムハンドの引きに繋がっていると考えられます。

つまり、林さんの場合、捻って、後ろ脚股関節の割りを優位にし、前の膝が内、後ろの膝が外と言う脚のラインを作る事が非常に重要であるということです。さらに、右投げ左打ちの命題として、左脚を鍛える事も重要になると言う事です。

なお、現時点で後ろ戻りが有った方がパワーが出る場合は「そういう身体の使い方がクセになっている」か「左脚の力が弱い。力を使えていない」と言う可能性が考えられます。いずれにしても、高いレベルを目指すのであれば、解消していく必要に有るテーマです。

以上です。



2013年8月21日水曜日

分析002

次回の動画投稿は8月28日の水曜日までにお願いします。


今回は以下のテーマで行なわれました。

1)股関節を割る事について見直す
2)ハムストリングスと腸腰筋について、見直し、さらに深く追求する。

制作した動画には入れ忘れたのですが「低重心ハムストリングス法」のスクワットと腸腰筋その場ステップのセットの間には、腹筋とハムストリングスのストレッチを挟んでください。

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また、もう一つ、「身体のクセを無くして行き、身体の力を素直に使えるようにする」と言うテーマに則った良い練習方法が有ります。

それは、置きティーを使います。バットは普通のバットが良いです。バットをやや短く持ち、左右のグリップの間は少し開けます。つまり、手の形を最高の形にするために、グリップエンドとボトムハンドがぶつからないようにし、トップハンドとボトムハンドがぶつからないようにすると言う事です。このグリップで五本の指を全て使ってバットを握ります。手とバットがピッタリとフィットする事が重要です。そして、下半身に関しては、両足の荷重を三点支持にします。この場合、股関節を割る事やハムストリングスを効かせる事よりも、三点支持を重視します。

グリップを少し短く、両手の間を少し開ける事で、なおさら三点支持がやりやすくなるでしょう。バットと手のフィット感が良くなり、両足と地面のフィット感も良くなります。この状態が、身体の力を一番、素直に使えます。股関節を割る事とか、ハムストリングスを使う事とかは、ややおろそかになるかもしれません。しかし、そうした事をガチガチに追求し過ぎて、身体の動きが錆び付いて来て、力が素直に発揮出来なくなって来た時、この練習をすることで、いくらか、身体の機能をリフレッシュさせ、筋肉がフレッシュな状態に戻り、身体の力が素直に使えるようになって来るでしょう。そうして、その練習が倦怠期に入って来たタイミングで再び、股関節を割ったり、ハムストリングスを使う事を追求したり、グリップを決めて行くなど、構えを固めて行く作業を再開すれば良いというわけです。

このテーマは、去年の夏に江坂の公園でお話したテーマと重なります。(身体の力を素直に使えている例として)全盛期の広島の前田(グリップにクセが無い)を例に挙げて説明しました。実際、その直後の動画では、筋肉がフレッシュな状態で身体の力を素直に使えています。


この辺は、林さんにとって、一つの大きなテーマ、あるいは不振になった時に、それを脱却する引き出しの一つになるでしょう。
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ホセ・カンセコ


また、股関節の円運動をバットに連動させる練習によって、良い動きを身体に染み込ませて下さい。(ホウキでヒッチを出す練習と同じ意味です。)ただ、これは軽いバットで行なう事が重要です。重いバットだと腕が受ける負荷が大きく、どうしても打撃の精度が落ちるからです。動画はカンセコですが、そういう動きが染み付いているのが良く解ります。他には、ジョニー・ゴームス、カルロス・デルガド、ケン・グリフィーJr、アルフォンゾ・ソリアーノ等がそうですが、この動きを実戦用のバットで行なうと、やや精度が落ちる感は否めません。

実際に、試合で確立の高さを発揮するのは、ジェイソン・ジアンビのようなタイプだと言う事です。


以上です。

2013年8月17日土曜日

分析001



グリップの形(握りが深いのにコックが効いてる)や、始動時に前の膝が内に入らないのは良いです。

問題は、やはり股関節が割れていないので、ハムストリングスの力が使い切れていない事です。そのため、横から見たときのラインが投手方向に凹んだ曲線になっています。

これは、股関節の伸展より、膝の伸展が強く働いている時に出る形です。膝が過伸展を起こすと、このような曲線になるからです。

ライアン・ハワードのように投手方向に凸のライン、つまり腰が突き出されたラインが出来る事が重要です。

正面から見ると、手首の返しが早いですが、これは、ハムストリングスが使い切れていないため、腰の回転が弱いからです。

なので、スイングが少しクシャクシャした感じになっています。(のびやかさが無い)これは、カーティス・グランダーソンとか、ジェイソン・ヘイワードのように大腿四頭筋が強く働き、ハムストリングスが使えていない打者に見られる状態です。(ただし、林さんの場合は四頭筋が効いているというわけでは無い)

ジェイソン・ヘイワード

カーティス・グランダーソン


アンドリュー・ジョーンズの写真のように股関節(特に後ろ脚側)の割れた状態から、股関節伸展の力を強く使い、腰が突き出されて背中に反りが出来るようなスイングを目指して行く事が重要です。

そうすれば、フォロースルーももっと大きくなって行くでしょう。

ただ「タイトなスイング」が出来ているのは良い点です。

さらに、上半身の構えに関しても、形は良いのですが、股関節が割れていないぶん、無理に形を作ろうとしているような力みを感じます。

これが股関節が割れて来ると、自然に骨盤が前傾するので、上半身の形も、もっと楽に作れるでしょう。

まとめると、

股関節が割れるようになると、もっとハムストリングスが使えるので、腰が突き出されて背中に反りが出来るようなスイングが出来るし、腰の回転の力が強くなるので、フォロースルーが大きくなるということです。また、構えでの上半身の形も、もっと楽に、自然に良い形が作れます。

股関節の割りに関しては、構えを作る時に、そういう形になるようにすることも大切ですが、もう少しストレッチ等を通して、良く出来るようにしていく事が重要です。基本的に林さんの構えで、上手く割れていると思った事はあまり無いです。ブログのトップページに貼ってる連続写真が一番上手く出来ていますが、まだもっと良い感じにすることが可能です。やはりココに来て、「股関節を割る」ということに対する問題点が浮き彫りになった感が有ります。

以上です。