2013年10月22日火曜日

分析016



この前の練習でやった事が活かされていません。

林さんの一番の問題点が、打つ動きの中で全体的に「身体に軸が通っていない」事です。
身体の中心から力を発揮して、それを末節部にスムーズに伝えるような身体の使い方は出来ています。良い意味での柔らかさが有るという事です。ただ、芯が通っていない感じなので、全体にただ柔らかいだけのようになってしまっているわけです。それで前回はスクワットダウンなどの練習を多用したわけです。

さらに、悪循環が生まれています。

動きが柔らかい→揺らぎでよく動く。手もバットも動く。→結果的に(逆に)腕が緊張して上手く使えない。

という悪循環です。

まず、揺らぎから打ちに行くときの感覚。これをラボでやっているような感じで一球一球大切にして打ってください。


手を止める事を意識する必要はありません。この点は若干の理論変更です。身体の動きを止めても、完全に止めると一部の筋肉に負担が集中するため、無意識で、あちこちの筋肉に(体重を支える)役割が転移する事によって微妙な揺れ(無意識の揺れ)が起きるので、それを受けてバットも微妙に動きます。ですから無理に止めようとすると不自然になります。前脚の足踏みを止めた後、最後の瞬間の話です。そこでは「止まるのでも無く、揺らぐのでも無い。ただ単に揺らぐのを止める。それでも身体が勝手に微妙に揺れている」この感じを掴んでください。

ただ、現状では基本的に揺らぎ過ぎで、それが悪影響を生んでいます。もう少し、揺らぎから打ちに行く間を丁寧に考える必要が有ります。そして身体の中心軸がしっかり決まって、ドッシリ安定した感じから振れるようにする必要が有ります。

ステップが改善されてきた点、構えでの脚の形、巻き戻しが起きる点、スイングの力が一点に集約されている点は良いです。

2013年10月19日土曜日

分析015





まず、試合の動画の最後の空振り。このような空振りだけは、「よほどの事が無い限り、あり得ない」という状況を作って行きましょう。それにつきます。

このように前脚をスイングと同時の後ろに振り回すスイングは、私の理論、今までの取り組みとも相反するものです。もちろん、パンチャータイプのメカニズムに合わないという事です。

それが現実の厳しさとは言え、試合でのこうしたスイングを見せられて、私としては今までの林さんに対する取り組みを ”ちゃぶ台返し” のごとく根底から引っくり返された気がしてショックを受けています。(笑)

ラボで行ったソフトボールバットでの新聞紙打ち。あのスイングが試合で出来れば、たとえ、打てなくても、間違いなく、注目を浴びますし、相手から見ても脅威です。今、正直、自分自身、林さんの何打数何安打という結果に一喜一憂している状態ですが、それはまだ、そうした「スイングそのもので他を圧倒出来るレベル」に達していないからです。それが目指している境地だと言う事をまず再確認しておきます。

その上で、前述のようなスイングになる原因を箇条書きにしておきますから、それを潰して行く方向で取り組んで行ってください。

0)前提として、バットを振る時は常に巻き戻しの動きがきちんと起きているようにする。

1)揺らぎで腕を動かしすぎると、上半身の筋肉が緊張して、腕で振りに行く事になる。腕で振りに行くと、スイングのための基盤としての前脚軸が構築される前に上半身が回転してしまうので、前脚が開きやすい。そのため、揺らぎから打ちに行く間を1スイング毎に大切に考える(アンドリュー•ジョーンズみたいな感じ)

2)スクワットダウンした状態からのスイング。高重心でバットを立てた構えからのスイングをする事で、身体の中心から力を発揮する感覚を掴み、また、その力を強化していく。そしてその動きを身体にしみ込ませる。そうすると(1)の問題も解消するので前脚が開きにくい。

3)高重心で捻り、クラウチングを強調した構えを作り、そこからのスイングをする事で、巻き戻しの動き(前脚が開かず、バットを戻しながら後ろ脚がホームベース側に着地する)を身体に覚え込ませる。

4)前脚股関節が割れた状態で着地出来るようにする事で、前脚股関節の絞り動作を上手く使えると前脚が開きにくい。なので、そのための練習を行う「両手の間隔を開けての揺らぎ体操スイング」や、「すり足打法のステップとシャドースイングの繰り返し」など。

5)前脚股関節の割れたステップでパワーを発揮出来るためには、左脚の力と機能性を強化する必要と、スクワットした状態からスイングする力を強化する必要が有る。

6)着地した前脚に体重が乗るための構えのポイントを確認する。(タスキラインから前足着地点に至るライン)(頭が前に来るバランス)

7)構えでバットの重さを感じないように、バットが軽く感じられるようにしていく(鍛えて行く)必要が有る。

8)始動を遅くして呼び込めるように、呼び込んで打つ練習をする。

なんとかして、下の動画のようなフィニッシュ〜走り出しの流れを身につけたいものです。






2013年10月14日月曜日

分析014

次回の動画投稿は10月21日(月)前後を目安にお願いします。最終期限は10月28日(月)です。



この動画のファールの打ち方は前よりは良いです。前脚は開いているものの、バットは戻ってきているからです。

とにかく、瞬発的に爆発する感じが大切です。それが出来れば前軸も効いてきます。

この打ち方は、普通にバットを振って打つ感覚が無くなって本物です。
打つんじゃ無くて爆発する感じです。

バットを振って打とうとしている間は、自転車で言うと補助輪を付けて走ってるのと同じです。それを全て無意識に任せて「意識の補助輪を外す」事が大切なのです。つまり、オートマチックの世界に身体を投げ出すという事です。それが、今回は前よりは出来ています。後は、爆発しに行った中で、遅いボールに抜かれた時の対応が重要になります。このとき、意識的に手を操作する感覚も生じますが、それはあくまでも補助輪を外した後の事です。

感覚的には「勝手に爆発する」感じですが、それが起きる原因はやはり意識的に打ちに行った結果なので、へんに力を爆発させるとか抽象的な事は考えずに、あくまでバットでボールを打ちに行く意識が重要です。ただ、そのときに生じる感覚が「爆発」なのです。大きな爆発でも、正確なピンポイントの爆発でも、それはどっちでも良いです。

もっと簡単に言うと、一度、運を天に任せて思い切り打ちに行った後で、どこまで反応で誤差を修正出来るかという事です。

これを最初から全部計算通りに打とうとしてしまうと、打てるものまで打てなくなってしまいます。一度、運を天に任せてこそ、「反応」が使えるようになります。その「反応」を身体に覚え込ませるのも、一つの練習なのです。この「反応」を決して計算で再現しようとしない事が大切です。

そういうテーマで打撃練習(フリー打撃)をすると良いと思います。

そういうスイングさえ出来ていれば、おのずと周囲の打者とはスイングのレベルが違ってくるので、私としては林さんの結果は気になりません。

ただ、まだ打ってから走る姿が、普通の日本人打者と同じなのが気になるわけです。これをなんとか、巻き戻してから走り出す感じにしていかないと、パンチャーでは威力を発揮しきれません。それが出来るようになるためのポイントを前回は挙げたのであって、それは今回もだいたい同じです。

タスキラインの両端の筋肉が引きつけ合うメカニズム上、前脚を開くわけにはいかないのです。そして、それができれば、おのずと巻き戻しが起こります。ここを最重視してください。

いずれにしても、前回よりは良いので、この調子で行ってください。

ポイントは
★スクワットダウンした構えからの瞬発的なスイング
★腕脱力スイングで身体の芯からの力を一気に使う
★巻き戻して終わる事の徹底と、そのための(クラウチング&捻り)素振り
★引きつけて一気に打つ練習

などです。

今回は以上です。






2013年10月9日水曜日

分析013

次回の動画投稿は10月16日(水)前後を目安にお願いします。最終期限は10月23日(水)です。


まずは結果が出たようで安心しました。



結果については、最近は3塁打が出たりなどして、そこそこ出ているようなので、それはそれで良いと思います。

ただ、もっとも気になるのは、空振りの仕方とか、打ってから走り出すまでの動きです。つまり、バットを振り切る前に前脚が外れてしまってい、巻き戻す動きにならない事です。

この点に関しては、それこそ2005年以降、自分の理論を実践する人たちの動画を見るようになったときに最初に突き当たった壁です。つまり、結局、最後の所で前脚を開いてしまっては、今までの日本人の打ち方と同じになってしまうと言う事です。オートマチックステップでは、最後に巻き戻しが出来て、なんぼです。なので、細かい技術よりもまずはそこを重視して取り組んでほしいと思います。やり方、ポイントは以下の通りです。

1)やや重心の低い構えで、やや遅め(引きつけるイメージが持てる球速なら、それで良いです)の球を思い切り引きつけて、瞬発力で打つ練習をする。

※)(1)いついては、スクワットダウンして打つ置きティーでも良いですが、いずれにしてもドッシリした構えから瞬発的に始動する感覚を重視する練習という事です。

2)腸腰筋、ハムストリングスのトレーニングを重視する。(腰反り系腸腰筋トレと、スクワット系を組み合わせる)

3)素振り、フリー打撃に関わらず、巻き戻して終わる事を徹底する。(前脚が割れないで、後ろ脚がホームベース方向に着地する終わり方になるようにしてください。)

4)クラウチングと捻りを強調するなど、巻き戻しが出やすい構えから振る練習をして、巻き戻しの感覚を磨いて行く。

5)打った後に3塁に走ると、どういう動作になるのかという事を実験する。

ラボでの練習で、あそこまで巻き戻しが出るようになった状態で、試合になった時に、そうならないと言うのは、ある意味、自分の甘さを痛感させられた気もします。確かに、黒人の身体機能に近づくという事などに関して、まだまだと思う部分もあったにせよ、かなり出来るようになってきた(ある部分では自分の中で一番出来ていた時期よりも強くなった)と思っていた所なのですが、その「まだまだ」と思ってきた部分を、厳しく見せつけられた気もします。

その一方、この動画のホセレイエスJr君のように、その辺があっさり出来ているケース(特に2球目のファールチップの打ち方)を見ると、右打者と左打者の違いも含めて、何か他に原因が有るのかなとも思ったりします。


それが(5)につながっているわけです。練習では出来ても、グラウンドに立って打席に入ると、条件反射的に動きが決まって来るという「今までの習慣」が原因になっているという考えも(たぶん、それは無いとは思いつつも)捨てきれません。

ただ、基本的には、オートマチックステップの最も重要なポイントである、腸腰筋、ハムストリングスの効いた構えから、瞬発的に始動すると言う事が出来ているかどうかです。おそらく、試合になると、始動してからスイングするまでの間の「ブレ」が練習とは比べ物にならないので、その事が練習のように巻き戻しを出にくくしているのでは無いかと思います。

この動画のホセレイエスJr君(最初の反応置きティー)を見てください。こういう感じで打てると、試合でも前軸がキープ出来て、巻き戻しが出来るという事です。ここに最大のヒントが有ると思います。腸腰筋、ハムストリングスと、重心を下げた構えからの瞬発的な始動をポイントに挙げているのは、そのためです。



なんとか、大学在学中に、チュ•シンスくらいの感じ(前軸の効き方という意味で)にはしたい所です。




練習メニューを提案しておきます。「さらに黒人化を進める」「身体の芯からの力を使えるようにする」「巻き戻して終わる事の徹底」というのがメインテーマです。

1)大の字腸腰筋ストレッチ〜股割りの繰り返し〜股関節を割り、ドッシリ腰を落とした状態からのスイング(置きティー)
3)上半身脱力スイング(山下さんに聞いてください)
4)揺らぎ体操スイング置きティー(山下さんに聞いてください)
5)普通のスイング
6)大の字腸腰筋ストレッチ〜股割りの繰り返し〜股関節を割り、ドッシリ腰を落とした状態からのスイング(置きティー)
7)高重心+捻り+クラウチングスイング
8)普通のスイング

今の林さんにメニューを組むとすれば、こうなります。いずれにしても、試合の中で巻き戻して終われるようになってください。

なお、最新の試合の動画では、股関節があまり割れていないです。

今回は、以上です。


2013年10月3日木曜日

分析012

次回の動画投稿は10月10日(木)前後を目安にお願いします。最終期限は10月17日(木)です。


いい芽も出てきましたが、全て解決したわけでは有りません。という状況です。

まず一番気になるのが、腰を反って、そこから股関節で身体を折って構えを作るとき、捻りを入れて、前脚の膝を内にたたみます。ここまでは良いです。

ただ、その後、前の膝をたたみっぱなしで、前脚股関節の割れが潰れがちになっています。(ただ、誤解してほしくない点として、膝の内に入り具合はこんな感じで良いです。)

それではどうすれば良いのかというと、ここで揺らぎを利用してやるわけです。

前脚だけで8の字揺らぎ体操をした事を思い出してください。あの要領で、股関節で身体を折った後に、前脚のトントン(よく見ないと気がつかないくらい、小さな動きでも良いです)を使い、前脚で体重を受け止める動きを利用し(膝を内に畳んだ角度をキープしながらも)前脚股関節が割れている状態を作ってやるわけです。これが出来ると、もっと、前脚が割れ気味に挙り、着地した時の前脚がもっと割れてくると思います。


このカルロス•リーの動画の最後の方にある、横からの映像のような前脚の上がり方になってくるはずだと言う事です。



つまり、下図の「二段階構え作り法」のうち、段階1は上手く使えていますが、段階2が使えていないという事です。(上半身が緊張しない範囲内で)もう少し揺らぎを上手く使ってやると良いでしょう。


それともう一点は一部、だいぶ頭を投手寄りにおいている動画もありますが、そこはそんなに(少なくとも打つ時には)無理をして作る必要も無いと思います。

また、前脚股関節の絞りがスイングの中で効くようになっているのは良い点です。ただ、その新しい体幹部の動きに、まだ上半身のハンドワークがなじんでいない印象を受けました。これがもっと馴染んでくると、安定感が出て来ると思います。

冒頭の動画の最後のスイングも良いですが、いい感じで巻き戻しが出るようになってきたのも、前脚股関節の絞りが使えてきたからでしょう。それはラボで行ったトレーニングの効果も有るかもしれませんが、前脚の膝が内に入る動きがだいぶ消えてきたのが原因でしょう。

ただ、基本、後ろ戻りは左脚の力が右脚よりも弱いから起きるという可能性が非常に高いです。ですから「左脚を重視したバット割れ絞り体操」→「左脚を割った状態からの割れ絞りパンチ」→「(可動域は小さめで)リズミカルな左脚での割れ絞り体操」と言った順番で、スイングの準備体操とするのも良い方法だと思います。あくまで疲労が出ない範囲で実技の前に身体を動かすと、そこが使えます。

そしてまた、もちろん、普段のトレーニングでは、そこを重視していくと良いでしょう。これによって、重心の後ろ戻りが無くなれば、それだけ始動するタイミングを遅く設定出来るので、投手との対応関係上でも有利になるからです。

とりあえず、試合に向けては、以下のポイントを磨いて行けば良いと思います。

1)もちろん、振る力を維持していく
2)前の膝が内、後ろの膝が外の両脚のラインをモノにしていく
3)新しい構えの作り方に慣れる
4)後ろ脚の機能性とパワーを向上させていく
5)当然、腸腰筋は効いた状態に保つ

それに加えて、後は自分自身で課題を見つけて行けば良いと思います。

2013年10月1日火曜日

分析011



今回は、今後しばらくの間、メインテーマとなる改善のロードマップが見えた意味で大きかったと思います。そのロードマップについては以下の通りです。

(1)構えで(両脚股関節が割れた上で)前脚の膝が内に入る形を作る。

(2)構えで前脚の膝が内に入る事で、始動時の後ろ戻りと、ステップの中で前脚の膝が内に入る動きが無くなる。

※(2)の結果として、始動からインパクトが速くなり、そのぶん、始動のタイミングを遅らせる事が出来るようになる。

(3)前脚股関節が割れた状態で着地出来るようになる。

(4)前脚股関節の割れ〜絞りが上手く使える。

(5)前脚股関節の絞りが使える事でスイングがタイトになる。

(6)前脚軸が効くので、試合でも巻き戻しが出来るようになる。

※)結果としては、スイングがタイト(≒インサイドアウト)になり、インハイと高めの速球に強くなる。(その結果、始動のタイミングを遅らせる事が出来る。)また、試合でも巻き戻しが出来るようになるし、始動時の後ろ戻りが無くなれば、それも始動のタイミングを遅らせる上で有利に働く。

また、今回、新しくお伝えした技術、重視した技術は以下の通りです。

(1)正しい両脚のライン(割れたうえで膝の向きが違う)

(2)後ろ脚を割り、前のラインに体重を流し、それを前脚のアウトエッジ側で受ける構えでの立ち方

(3)ボトムハンドで下から支え、トップハンドで上から掴むための上半身の形

(4)試合などにも適用出来る構えの作り方

(5)正しい首の角度

(6)グリップを余らして、両手を密着させない事で、構え全体を良くする

ただ、現在行われている試合の中で、結果を出す事と、上記の内容を追求していく事は、完全に一致する必要は有りません。(一致するに超した事は無いですが。)試合で、その時々で最も結果が出る打ち方は、刻一刻と変化するので、その時々での柔軟な対応が必要になります。その事については理解した上で試合に臨んでください。

なお、今回の練習の中で気がついた事は以下の点です。

(1)長いスパンで見ると、やはり右投げ左打ちに特有の課題として、左脚と左腕の力を使えるようにしていく必要が有る。そのためには、短く重いバットを使って捻りを深く取った構え(捻る事で後ろ脚股関節が大きく割れて、タスキラインが引き伸ばされる)からスイングする練習が重要になる。

(2)バットを回してから振る練習の中で、スイングのキレが増していた。これも長いスパンで考えた時、スイングのしなやかさと身体のキレを保つために必要となる練習と考えられる。

(3)腰を反って腸腰筋をストレッチした後、クラウチングの構えを取ると、アウトコース低めを上手く拾えそうなスイングになった。この辺は、今回新しく行った構えの作り方を取り入れていく事で恒常化できるかもしれない。

(4)後ろ戻りのそもそもの原因として、左脚よりも右脚の方が力が強いという事も考えられるので、左脚のトレーニングを重視した方が良い。

(5)左でも右と同じような捻り方が出来るようになるために、割れ絞り系の体操を行い、身体を捻って左脚股関節を割る形を練習していく必要が有る。(深く割って、可動域を少しでも拡げていく)

(6)前脚股関節を割った状態からパンチを打つ体操をやってもらった時、左脚と右脚の機能差が大きく見られました。左脚の機能性が低ければ、始動時に後ろ戻りが起きる原因にもなり得ます。バット割れ絞り体操で左脚メインにするやり方等を行って左脚の機能性を高めて行くと良いでしょう。始動時の後ろ戻りが有ると、始動してからインパクトまでの時間が長くかかる事になり、そのぶん早く反応する必要が生じるので、投手との対応関係上も不利になります。