まず、試合の動画の最後の空振り。このような空振りだけは、「よほどの事が無い限り、あり得ない」という状況を作って行きましょう。それにつきます。
このように前脚をスイングと同時の後ろに振り回すスイングは、私の理論、今までの取り組みとも相反するものです。もちろん、パンチャータイプのメカニズムに合わないという事です。
それが現実の厳しさとは言え、試合でのこうしたスイングを見せられて、私としては今までの林さんに対する取り組みを ”ちゃぶ台返し” のごとく根底から引っくり返された気がしてショックを受けています。(笑)
ラボで行ったソフトボールバットでの新聞紙打ち。あのスイングが試合で出来れば、たとえ、打てなくても、間違いなく、注目を浴びますし、相手から見ても脅威です。今、正直、自分自身、林さんの何打数何安打という結果に一喜一憂している状態ですが、それはまだ、そうした「スイングそのもので他を圧倒出来るレベル」に達していないからです。それが目指している境地だと言う事をまず再確認しておきます。
その上で、前述のようなスイングになる原因を箇条書きにしておきますから、それを潰して行く方向で取り組んで行ってください。
0)前提として、バットを振る時は常に巻き戻しの動きがきちんと起きているようにする。
1)揺らぎで腕を動かしすぎると、上半身の筋肉が緊張して、腕で振りに行く事になる。腕で振りに行くと、スイングのための基盤としての前脚軸が構築される前に上半身が回転してしまうので、前脚が開きやすい。そのため、揺らぎから打ちに行く間を1スイング毎に大切に考える(アンドリュー•ジョーンズみたいな感じ)
2)スクワットダウンした状態からのスイング。高重心でバットを立てた構えからのスイングをする事で、身体の中心から力を発揮する感覚を掴み、また、その力を強化していく。そしてその動きを身体にしみ込ませる。そうすると(1)の問題も解消するので前脚が開きにくい。
3)高重心で捻り、クラウチングを強調した構えを作り、そこからのスイングをする事で、巻き戻しの動き(前脚が開かず、バットを戻しながら後ろ脚がホームベース側に着地する)を身体に覚え込ませる。
4)前脚股関節が割れた状態で着地出来るようにする事で、前脚股関節の絞り動作を上手く使えると前脚が開きにくい。なので、そのための練習を行う「両手の間隔を開けての揺らぎ体操スイング」や、「すり足打法のステップとシャドースイングの繰り返し」など。
5)前脚股関節の割れたステップでパワーを発揮出来るためには、左脚の力と機能性を強化する必要と、スクワットした状態からスイングする力を強化する必要が有る。
6)着地した前脚に体重が乗るための構えのポイントを確認する。(タスキラインから前足着地点に至るライン)(頭が前に来るバランス)
7)構えでバットの重さを感じないように、バットが軽く感じられるようにしていく(鍛えて行く)必要が有る。
8)始動を遅くして呼び込めるように、呼び込んで打つ練習をする。
なんとかして、下の動画のようなフィニッシュ〜走り出しの流れを身につけたいものです。
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